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次から次へと問題が [耐震設計]

 こんなに建築構造が関心を持たれた事が有っただろうか。
 千葉県市川の駅前の45階建てビルが工事中止。
 鉄筋を柱の中に埋め込む補修を行うと清水建設が言っている。
 
 どう言う工法か私はまだ知らない。
 
 出来るとすれば画期的なことだ。


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日本地震情報研究会 [耐震設計]

日本地震情報研究会のホームページの中に
岩佐浩氏が長期にわたるコラムを連載している。

http://homepage2.nifty.com/quake/meka/meka.html

株式会社総研設計社長 一級建築士・建築構造士。
免震構造や限界耐力計算を推奨している。
一番古いコラムは2001年1月のものである。
1ヶ月に1つの記事のペース
アネハ事件前にももちろん連載していて
この事件が起きそうな構造設計事務所の悪い状況についても
記述している。

アネハ事件とは直接関係無いが
私の信条に近い文章があったので照会したい。

******************引用開始****************
第11回  名医・並医・藪医・悪医  2003年11月

技術は技術者によって守られ育っていくものですから、
常に頭や手を動かしていないと、すぐに衰え、
消え去ってしまい実用に耐える技術になりません。
・・・・・・・・
休日もないような過酷な労働は、注意力や根気をなくしてしまいます。
そこには大きなミスをする可能性を含みもっています。
それでいて意外に「やったァー」という充実感を持ちやすいので要注意です。
これは過酷な時間を経過したための勘違いであり、
そこには研鑽は生まれません。
***********引用終わり**************

部分的な引用で真意は伝わりづらい。
是非ホームページを訪れて頂きたい。

福田首相が小沢民主党代表に「連立」を申し入れた。
小沢代表は党に持ち帰ったが、即日拒否の回答をした。

関東は小雨が降っている。
明日は絶好の紅葉狩り日和だとNHKが何回も言っている。


10月初め 八ヶ岳南麓 ヌルデ(ウルシの仲間)


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免震構造 [耐震設計]

 一貫建築構造計算ソフトの大手:構造ソフトの社長 星 睦廣氏が
自社のホームページに次の意見を載せている。
星氏は以前から建築構造に関する行政にたいして積極的に意見を述べている。

「住民のためにならない改正建築基準法の問題と改善策」
2007年10月25日(木) 株式会社 構造ソフト 代表取締役 星 睦廣
http://www.kozosoft.co.jp/topics/zyuumin.html

多くが賛同できる意見だ。

その中に告示免震が事実上実施できないようになっていると述べている。
告示にて広範な地質調査を求めていて実現不可能だとしている。
星氏は私が聴講したディスカッションでもこれからは「免震」だと
強調していた。


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浜岡原発の判決 [耐震設計]

 中部電力浜岡原発の判決が静岡地裁であった。
 「原発の耐震安全性は十分に確保されており、
 具体的な危険は認められない」として請求を棄却した。
 ある程度予想していた。

 現在における工学の「安全」問題の象徴
 学問の発展段階
 現状のエネルギー問題
 人間社会の状況
 
 抽象的だが全てを包含している問題だと思っている。
 裁判は高等裁判所で続く。

 久しぶりに関東地方は本格的な雨模様


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あと施工アンカーの正当性 [耐震設計]

あと施工アンカー

10月17日のブログに書いたが
あと施工アンカーの建築基準法上の
扱いが曖昧である。
この際徹底的に調べた。

1.概要
あと施工アンカーは法37条に示す指定建築材料として
位置付けられていないので、
建築物の基礎や主要構造部に原則的には使用できない
(それ以外の構造部材(小梁、間柱)、
非構造材(内装剤、外装材、間仕切り、手すり等)の
建築材料としては、法37条の規制を受けることなく、使用できる。)


耐震偽装事件以降、
既存の補強が普遍的に必要と感じた国交省は告示を改定した。
平成18年に告示1024号の一部が改正されて、
あと施工アンカーの号が追加された。

告示1024号 
第1  特殊な許容応力度
十四  あと施工アンカー(既存の鉄筋コンクリート造等の部材と
これを補強するための部材との接合に用いるものをいう。第2第十三号において同じ。)
の接合部の引張り及びせん断の許容応力度は、
その品質に応じてそれぞれ国土交通大臣が指定した数値とする。
 第2 特殊な材料強度
十三  あと施工アンカーの接合部の引張り及びせん断の材料強度は、
その品質に応じてそれぞれ国土交通大臣が指定した数値とする。

この告示によってあと施工アンカーが
既存を補強する目的のみに使用することが「認知」された。

この告示において国交省は許容応力度、材料強度を指定してはいない。
「その品質に応じてそれぞれ指定する数値」という意味は
各メーカー、またはその団体が申請し、それを認定する言うことだ。
あと施工アンカー協会がH18年5月に申請し、
同月国交省より「指定書」を受領している。
指定書↓
http://www.decoluxe.co.jp/topics_a/shiteisho.pdf

そこに許容応力度、材料強度が書かれている。
ただし、まだ接着系(ケミカル系)のみ申請であり、
長期許容引張力や長期許容せん断力については、規定されていない。

計算例が
「あと施工アンカー・連続繊維補強設計・施工指針」
平成18年5月 4-1頁にある。
WEBで検索可能で全文入手できる。

よってH18年5月以降”あと施工アンカー協会”加入のメーカーの
ケミカル系アンカーによって施工された物は
国交省によって「正当性」が与えられている。

しかしまた疑問が湧く。
それ以前に耐震補強工事をされた建物、
またそれ以外のメーカー、ケミカル系以外は
”既存不適格建築物”なのか???!!!

******  以降よほど興味ある場合以外読む必要は無い *******
******  私自身の備忘録である。 ********

2.〔建築基準法〕第 37 条
【建築材料の品質】
第37条  建築物の基礎、主要構造部その他安全上、防火上又は衛生上重要である政令で定める部分に使用する木材、鋼材、コンクリートその他の建築材料として国土交通大臣が定めるもの(以下この条において「指定建築材料」という。)は、次の各号の一に該当するものでなければならない。
一  その品質が、指定建築材料ごとに国土交通大臣の指定する日本工業規格又は日本農林規格に適合するもの
二  前号に掲げるもののほか、指定建築材料ごとに国土交通大臣が定める安全上、防火上又は衛生上必要な品質に関する技術的基準に適合するものであることについて国土交通大臣の認定を受けたもの

3.用語の定義
(1)主要構造部
法第2条 五  主要構造部   壁、柱、床、はり、屋根又は階段をいい、建築物の構造上重要でない間仕切壁、間柱、附け柱、揚げ床、最下階の床、廻り舞台の床、小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段その他これらに類する建築物の部分を除くものとする。

(2)構造耐力上主要な部分
令第1条 三  構造耐力上主要な部分  基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、斜材(筋かい、方づえ、火打材その他これらに類するものをいう。)、床版、屋根版又は横架材(はり、けたその他これらに類するものをいう。)で、建築物の自重若しくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧若しくは水圧又は地震その他の振動若しくは衝撃を支えるものをいう。

(3)安全上、防火上又は衛生上重要である建築物の部分
第144条の3  法第37条の規定により政令で定める安全上、防火上又は衛生上重要である建築物の部分は、次に掲げるものとする。
一  構造耐力上主要な部分で基礎及び主要構造部以外のもの
二  耐火構造、準耐火構造又は防火構造の構造部分で主要構造部以外のもの
三  第109条に定める防火設備又はこれらの部分
四  建築物の内装又は外装の部分で安全上又は防火上重要であるものとして国土交通大臣が定めるもの
五  主要構造部以外の間仕切壁、揚げ床、最下階の床、小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段、バルコニーその他これらに類する部分で防火上重要であるものとして国土交通大臣が定めるもの
六  建築設備又はその部分(消防法第21条の2第1項に規定する検定対象機械器具等及び同法第21条の16の2に規定する自主表示対象機械器具等、ガス事業法第2条第13項に規定するガス工作物及び同法第39条の2第1項に規定するガス用品、電気用品安全法(昭和36年法律第234号)第2条第1項に規定する電気用品、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適性化に関する法律第2条第7項に規定する液化石油ガス器具等並びに安全上、防火上又は衛生上支障がないものとして国土交通大臣が定めるものを除く。)

(以上)


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週間-建築設備ニュース [耐震設計]

週間-建築設備ニュース

建築設備フォーラムが発行しているメールマガジンがある。
その10月23日号に「遠藤事件」についてのコメントがある。
共感できる内容なので掲載する。
但し私は「松田平田」の責任が重いと考えている。

**********************引用文(抜粋)***************************

姉歯事件の発覚以降に「構造計算書を偽造する」という、にわかには信じがたい事件
が発生した。

偽造した当の本人は、「(姉歯被告のことは)頭に浮かばなかった。」と言っている
ようだ・・・
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071021/crm0710210215003-n1.htm

この一言だけでも、「私は頭がおかしい」と言っているのと同じだが、それにしても
この事件、これまでの報道や 関係した設計事務所のコメントを見る限り、姉歯事件
とは異なる様相であることが分かる。

(続きは、編集後記へ↓)

◆ 編 集 後 記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(冒頭の続き)

いったい今回の偽造事件、悪事を働いた責任 はどこにあるというのだろうか?

もちろん建前上は、設計の元請けであり、確認申請の構造担当者の欄にも社員名を
記載している、(株)松田平田設計であろう。
 同社リリース→ http://www.mhs.co.jp/news/071015.pdf

しかしそれ以上に重いはずの、施主も承知の上で構造設計の下請けとなっている、
(株)構造計画研究所のリリースは、実に驚くべきもので、呆れ果てるしかない。
http://www.kke.co.jp/news/2007/pdf/NewsRelease_ir_071015.pdf

同社が出さなければならないコメントは、
 「確かに計算書作成作業の一部は遠藤建築士が行ったものでありますが、構造設計
  は当社が行ったものであり、全責任は当社にあります」
というものでなければならないはずなのに。。。

今回の偽造は、施主が委託した住宅性能評価で発覚したものだという。
(こう言ってはなんだが)住宅性能評価で行われる程度の調査でバレてしまう偽造に
同社は気づかなかったのである。 しかも、姉歯事件の後だというのに・・・
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071015/crm0710152141018-n1.htm

確認を通した東日本住宅評価センターは「偽造は巧妙で分からなかった」と言ってい
るようだが、その方法は、「NG」と出た結果を 切り貼りで「OK」に修正していた
ということだから、どうやら 切り貼りのウデだけは プロ級だったらしい。
http://www.asahi.com/housing/jutaku-s/JSN200710160001.html

また、構造計画研究所のリリースには「過去5年間、この建築士に業務を委託したこ
とは一切無い」とわざわざ記載されているが、その理由が分からない。
実は、この建築士は同社の元社員であり、以前は仕事を出していたようなのだが、
何故かこのことには触れず、過去5年に限定しているのである。
http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY200710200110.html

問題があって委託しなくなったのか・・・ そうでなくても最近の実績が無いのなら、
最低限のチェックをするのが当然ではないのか。

設計事務所といえば「ゼネコンさん、とにかく最後は責任をとりなさい」が、常套句
であろう。
自分たちだけ、下請け や 実務を行ったバイト君のせいにして責任逃れをする などと
いうことは、断じて許されないはずだ。

-------------------

そして、気に掛かるのは・・・
今回の事件が世間では姉歯事件の時ほど、衝撃をもって受け止められていないことだ。

姉歯の時は「信頼すべき一級建築士が・・・ 」という感情があったのだろうが、
あっという間に、その信頼が地に落ちてしまった証であり、業界が受けた痛手は余りに
も大きい。

今回の事件で不安が増大している 市民の声↓

  我が家に耐震偽造!?
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071018-00000003-tsuka-soci

        (管理人 Yoh)

*************************引用文終り***********************


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耐震診断の補助金 [耐震設計]

東京都が都内の耐震診断の費用補助について纏めている。

木造住宅
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/taisin/kn_t05_2.pdf

マンション
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/135-18manshon.pdf




区・市によってだいぶ差がある。
木造住宅の場合2万5千円から全額補助のところまである。
マンションの場合数十万円から100万円出すところまである。
利用ししない手はない。
まずは地元の役所に相談するべきだ。


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耐震偽装その2 [耐震設計]

閲覧しているブログの皆さんもかいている。
今日発覚した事件だから
やはり私も書き残しておこう。

なぜだ。
それにしても
やはり個人の偶発的な事件では無かった事となる。
ごく一部の例外。
そう言い続けたいが。
構造的な問題・根っこがあるのか。

設計業界では一流の2社
やはりISO9001 そんなの関係ねー!

こういう状況に
「構造計画研究所が無断で再委託を」
などと言う発言は駄目だと
「危機管理入門」で習っていないのか!!


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プレファブ住宅の耐震の"売り” [耐震設計]

各メーカー今どんな宣伝をしているか

積水ハウス 
    ”シーカス”
    エネルギー吸収型のブレース
    なぜか元宇宙飛行士がテレビに出ている。

大和ハウス
     ”ジーヴォ” E-ディフェンスで合計85回の実験
     単球式転がり支承、粘弾性体のダンパー

ミサワホーム
     ”エムジオ”  ダンパー
     明治大学、住友ゴムの協力
     免震も考えたが適用出来る物件が2-3%しかないとして除外している。
     1873galを3回など、多数の実物加振実験


三井ホーム
       (プレファブではないが)
       耐震はあまり強調していない。
       強調している点:
       ツーバイフォーは強い。 阪神・淡路大震災で3,568棟被害ゼロ
       ベタ基礎、モノコック、通し床
       ボールベアリング+オイルダンパーの免震装置M-400 1996年完成

パナホーム
       耐震技術については特に宣伝していない。(不思議)
       エコライフなどと言うことで太陽電池に力を入れている。

 

 最近の耐震技術はダンパーを利用した耐力壁やブレースが流れになっている様だ。
 既存木造軸組建家にも容易に取付けられるものが開発されると良いと思う。
 既存の場合は基礎・土台が問題だ。
 建家外側のバットレスのような物はどうだろう。基礎も追加できるもの。

 外は強い雨が断続的に降っている。

 


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原発耐震指針は破綻か? [耐震設計]

 2007年8月24日朝日新聞朝刊に新潟県中越沖地震に関連して「甘かった原発耐震指針」と言う記事が載っている。
 原子力発電所は私の専門では無く、記事の細かな点については知らない部分も多い。

 東北大教授が「旧耐震指針は破綻した。原発を造り直すような姿勢で、徹底的に検証してほしい」とコメントしたとしている。
 旧基準は去年改定されて現在では古いことは確かだが、「破綻」したと言うのは大げさすぎる。

 同じ記事の中で「「稼動・始動中だった原子炉4基は安全に自動停止し、『重要機器に目立った破損がなく驚いた』という専門家も少なくない」と言うものもある。
 今回の地震では基礎地盤(地下5階)での設計入力加速度273galに対し今回680galであったことは何回か報道されている。約2.5倍である。
 建築構造屋としてそんなに構造体に余裕があるものかと率直に思う面もあるが、阪神大震災のとき1000galを超える記録もあったことを考えると「有り得る」とも思う。

 マスコミがセンセーショナルに記事を書くことは多い。正確な表現を使ってほしいと思う。
 また一部の学者が「ウケ」をねらって迎合するような発言をすることもやめてもらいたい。

 昨日関東地方は雨が降ったりして東京電力の危機は一服した。

 今日はまた暑くなりそう。綱渡りは続く。


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