SSブログ
構造計算 ブログトップ
- | 次の10件

くい芯ずれ [構造計算]

昨日亀田兄弟の次男が負けた。
私はテレビを見ていない。
ニュースで確かめただけ。

当然だ。
一部のマスメディアがあの兄弟を持ち上げている。
特にTBS
何の為???
マッタク理解できない。
やらせ、捏造とまでは言えないが
それらと同類・同根
TBSに抗議が殺到しているとニュースは伝えている。
ボクシングじゃないと言う声もあった。

さてと
財団法人建築行政情報センター(ICBA)
と言う外郭(天下り)団体がある。
平成元年設立
私の記憶では「確認申請のFD化」の為にできた組織であった。
FD化??!!
頓挫した!
FD(フロッピーディスク)そのものが絶滅しかかっている。

FD申請を目的としていたことは同センターのHPにもいまだに掲載されている。
そのセンターがいつの間にかに
確認申請・建築基準法にかかわる全般的なことに仕事を広げている。


さてそのICBAが
構造審査・検査の運用解説 (H19.10.10 修正)
を出している。ブログや建築構造設計会議室でも話題になっている。
A4版184ペイジもある。
ざっと見るだけでもまた大変。

後半のほうに(126頁以降)くい芯ずれ対応の件が載っている。
要は300mmまでくい芯がずれた場合の補強方法を計算して
確認申請の構造図に
あらかじめ書いておけという事なのだ。
応力の計算方法や参考の配筋図まで描いてあるのだから本気なのだ。

くい長さの変更、小梁位置の変更、スラブの大きさの変更などと続く。

多くの構造屋さんがあきれ、怒っている。

どこまで続くぬかるみぞ!


************ おまけ ***************************
古い話だが、
20代終わりの頃、元工場跡地に2階建てのRC造の病院を建てた。
PHC杭をディーデルハンマーでドンドン打った。
既成杭が私の目の前で何本もボキボキ折れた。
旧工場の地中障害:布基礎だと後で判った。
2mx2mの4本杭の基礎が、増し打ちのため6本杭の3mx4m位の
フーチングになってしまった。(うる覚え、ご容赦)
郡杭の図心を求め偏心距離と柱軸力を掛け合わせ、
偏心モーメントを求め補強筋を計算。
柱筋も剛比に応じて増やした。
その時、RC造は自重が大きいなと実感した。
役所には何も連絡していない。

その建家はもう解体されてしまって無い。


nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(3) 
共通テーマ:住宅

格安一貫計算ソフトは使えるか?! [構造計算]

ビルディング・エディター Ver5.1

先日フリーソフト状態なのでテストするとしていたもの
旧バージョンは¥186,900。
今回のバージョンの価格は発表されていない。
いづれにしても150万円ほどする他社に比較して格安。

まず付属している「例題」にしたがって操作演習を行った。
そのあと、
 RC造8階建て(高さ4+3.5x7=28.5m)
 X方向6スパン(6m x 6=36m)
 Y方向2スパン(8m+6m=14m)
の事務所ビルを想定した単純なモデルを作成。
保有耐力計算まで実行した。
準備計算から保有耐力まで約2分で計算完了。
 早い!
PC ( Celeron 2.0GHz  RAM 1.0GB )

結論を言えば特に問題は無く操作性も良いと感じた。
他ソフトの価格の数分の一であることを考えれば合格。
他社の一貫計算プログラムを使った経験があれば
2~3日程度で一応マスター出来るだろう。
完璧にマスターするには経験を積む必要があるのは他のソフトでも同じ。

気になる幾つかの点を検討したので列挙しよう。

Ⅰ.出来ない事
1)ハンチ梁 不可能、S造では端部と中央で断面を変えることができるがハンチではない。
        これが私は一番気になった点。
        困るなと思った。
        RC梁ではハンチを付けることが常識と思っているので
        何か工夫すれば出来るのか?
2)断面計算 検定計算のみ、選定計算は出来ない。 やや不満
3)S造床面ブレース 出来ない?
4)多剛床 出来ないようだ。剛床の一部解除は出来る。
5)基礎、2次部材の設計は別途ソフト 他社でも同じ。
6)逆梁のモデル化 不可、特に不満は無い。
7)テキスト入力 不可能 「年寄り」からは不満が出るか?

Ⅱ.分かりづらい点、不便な所
1)小梁上の壁の入力が床組みの中にあって分かりづらい。
2)断面変更がしづらい。
  表による一括変更のツールがあるが複数の欄に同じ数値を
  一遍に入れることが出来ず、何回も同じ作業をしなければならない。

Ⅲ.出来る事
1)床組 クロス小梁 可能 但し小梁の断面算定は行わない。
2)3次小梁(孫梁) 可能
3)任意軸 一応節点の移動は可能である。3角形の床も配置出来る。
   山形鉄骨ラーメン 可能。
   しかし傾斜した自由な軸を設定することは出来ないようだ。
4)柱抜け 可能
5)最大スパン数 50 x 50 x 50層 十分だ。
6)総節点数 不明
7)コンクリート強度 Fc≦60 問題ない。
8)保有耐力計算 荷重増分法のみ。不満なし。
    節点振り分け法などが出来るソフトがあるが今更必要性を感じない。
9)外力分布 Ai分布標準だが任意に変更可能。
10)基礎の浮上がり考慮 可能

メジャーでない会社のソフトを買う際の心配
ソフト開発が中断してしまうこと。





nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

新法対応版「ビルディング・エディタ Ver.5.1」配布中 [構造計算]

いくつかある一貫構造計算ソフトの中で群を抜いて安い㈱ストラクチャーの
新法対応版「ビルディング・エディタ Ver.5.1」”が配布中である。
少し前にバージョンアップには気が付いていたのだが、
来年2008年3月末まで”フリーソフト”であることは昨日まで知らなかった。
他の一貫計算ソフトが150万円ぐらいするのだが
これは以前のバージョンでは20万円を切っていた。
今回のバージョンアップでいくらにするのかはどこにも見当たらない。
高くなるのか?
余りの安さにその内容をいぶかる者も多い。
私もその一人だが。
早速ダウンロードした。
誰でも出来る。
近日中に試用しようと思う。
機会があれば報告しよう。


 


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

風圧力計算ソフト [構造計算]

現在暴風の被害は地震ほど注目されていない。
しかし台風9号が関東地方に接近していることもあって敢えて取り上げる。

平成12年に施行された改正基準法施行令によって風圧力の計算は複雑となった。
長年慣れ親しんできたq=60√hの式は使用できず,電卓で簡単に計算することが出来なくなった。

エクセルで作成した風圧力算出シートをを最近若干改良した。

自作なので親しみもあるし、改良も出来る。

何よりも内容の理解が無いと使えないの良い。


画像ファイルとして部分的に掲載する。


「自作のエクセルシート」


世の中に風圧力計算ソフトは有るかと探したら次の3件が見つかった。

1.kaze.exe

  フリーソフト
  株式会社ストラクチャーが提供している。ホームページのフリーソフトウェア 「風荷重の計算」から入手できる。良く出来ていると思う。手軽で動きも軽い。

**********ホームページからの引用 2007年9月5日現在***********
Version 1.0.0 ( 01/09/20 )
内容 建築基準法施行令87条に基づく風圧力の計算を行うものです。
屋根の形状は「陸屋根」「片流れ」「切妻」の三種類を取り扱います。告示の内容に示された各地の基準風速の値をすばやく検索する機能もあります。
 
使用方法 インストールプログラムは添付されていません。以下のファイルをダウンロード後、解凍し、同一のフォルダ内にコピーしてください。「Kaze.Exe」をダブルクリックするとプログラムが起動します。
プログラムの使用方法については、プログラム起動後にヘルプファイルを参照してください。
kaze100.lzh(223KB)
 **********引用 終わり***********

2.kazeksan.exe

[風圧力Kさん]で検索すれば入手できる。
丸屋根や独立屋根も計算できる。

  ***********ヘルプからの引用 抜粋*****************

 このプログラムは、フリーウェアです。
 ただし、計算結果の保存・印刷をしたい場合は、シェアウェアになります。
 銀行振込後、メールをお送りください。確認後、パスワードをお送りします。
 ソフト名:風圧力Kさん
    感想、問い合わせ先
        uchi_ken@hotmail.com
      http://ww36.tiki.ne.jp/~uchi_ken/index.htm

    **********引用 終わり***********


3.建築物風圧力計算.exe

 

(有)大崎建築設計事務所作成
建築物風圧力計算 バージョン1.14 日付07.03.07
建築物の構造計算に使用する、二次部材及び建物の風圧力の計算
有料で2520円、お試し版は無料
2次部材の風圧力が算出出来るのと、何の為かは判りませんが最後に風圧力の高さに応じたグラフが出てくる。

各ソフトも問題ない結果を得られるが、ガスト影響係数の有効桁数を3桁をとるか、4桁を取ることで高さ周辺係数の2桁目が違ってくる。

速度圧では4桁目の数字が異なる。

 

番外 4.建築学会版の計算ソフト

 風荷重算定(AIJ-WIND04)

 2007年6月11日に講習会があり学会の荷重指針に基づいた計算ソフトを配布した。
 学会荷重指針は建築基準法施行令の内容を超えていて、より複雑である。
 今のところ裏づけ研究用(設計用)の計算ソフトである。
 大量のOUTPUTが出てくる。
 ソフトは無料だと講習会で言っていたが配布はしていないようだ。
 
 (追伸)学会は「風荷重」と言う用語、基準法は「風圧力」を使っている。
 理由は何だろう。

今夜から明日朝まで台風9号が一番関東地方に接近する。

被害の少ないことを祈る。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅
- | 次の10件 構造計算 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。