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風圧力計算ソフト [構造計算]

現在暴風の被害は地震ほど注目されていない。
しかし台風9号が関東地方に接近していることもあって敢えて取り上げる。

平成12年に施行された改正基準法施行令によって風圧力の計算は複雑となった。
長年慣れ親しんできたq=60√hの式は使用できず,電卓で簡単に計算することが出来なくなった。

エクセルで作成した風圧力算出シートをを最近若干改良した。

自作なので親しみもあるし、改良も出来る。

何よりも内容の理解が無いと使えないの良い。


画像ファイルとして部分的に掲載する。


「自作のエクセルシート」


世の中に風圧力計算ソフトは有るかと探したら次の3件が見つかった。

1.kaze.exe

  フリーソフト
  株式会社ストラクチャーが提供している。ホームページのフリーソフトウェア 「風荷重の計算」から入手できる。良く出来ていると思う。手軽で動きも軽い。

**********ホームページからの引用 2007年9月5日現在***********
Version 1.0.0 ( 01/09/20 )
内容 建築基準法施行令87条に基づく風圧力の計算を行うものです。
屋根の形状は「陸屋根」「片流れ」「切妻」の三種類を取り扱います。告示の内容に示された各地の基準風速の値をすばやく検索する機能もあります。
 
使用方法 インストールプログラムは添付されていません。以下のファイルをダウンロード後、解凍し、同一のフォルダ内にコピーしてください。「Kaze.Exe」をダブルクリックするとプログラムが起動します。
プログラムの使用方法については、プログラム起動後にヘルプファイルを参照してください。
kaze100.lzh(223KB)
 **********引用 終わり***********

2.kazeksan.exe

[風圧力Kさん]で検索すれば入手できる。
丸屋根や独立屋根も計算できる。

  ***********ヘルプからの引用 抜粋*****************

 このプログラムは、フリーウェアです。
 ただし、計算結果の保存・印刷をしたい場合は、シェアウェアになります。
 銀行振込後、メールをお送りください。確認後、パスワードをお送りします。
 ソフト名:風圧力Kさん
    感想、問い合わせ先
        uchi_ken@hotmail.com
      http://ww36.tiki.ne.jp/~uchi_ken/index.htm

    **********引用 終わり***********


3.建築物風圧力計算.exe

 

(有)大崎建築設計事務所作成
建築物風圧力計算 バージョン1.14 日付07.03.07
建築物の構造計算に使用する、二次部材及び建物の風圧力の計算
有料で2520円、お試し版は無料
2次部材の風圧力が算出出来るのと、何の為かは判りませんが最後に風圧力の高さに応じたグラフが出てくる。

各ソフトも問題ない結果を得られるが、ガスト影響係数の有効桁数を3桁をとるか、4桁を取ることで高さ周辺係数の2桁目が違ってくる。

速度圧では4桁目の数字が異なる。

 

番外 4.建築学会版の計算ソフト

 風荷重算定(AIJ-WIND04)

 2007年6月11日に講習会があり学会の荷重指針に基づいた計算ソフトを配布した。
 学会荷重指針は建築基準法施行令の内容を超えていて、より複雑である。
 今のところ裏づけ研究用(設計用)の計算ソフトである。
 大量のOUTPUTが出てくる。
 ソフトは無料だと講習会で言っていたが配布はしていないようだ。
 
 (追伸)学会は「風荷重」と言う用語、基準法は「風圧力」を使っている。
 理由は何だろう。

今夜から明日朝まで台風9号が一番関東地方に接近する。

被害の少ないことを祈る。

 


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