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開智小学校 [木造]



2007年10月6日長野県松本の開智学校を訪れた。
良い天気だった。

これだけの建物が残っている。
松本の人々の誇りだ。
設計者・施工者がはっきり残っている。

看板からの引用
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重要文化財旧開智学校校舎
昭和36年3月23日指定
規模・構造  木造二階建 寄棟造 桟瓦葺
               央部八角塔屋付 建築面積517㎡
                         (157坪)
設計・施工  立石清重 (1829-1894松本)
沿革
 明治6年(1873)5月  創立
 明治9年(1876)4月  松本の中心部を流れる女鳥羽川(めとばがわ)沿い
                             (現中央2丁目)に擬洋風校舎を新築。
                当初は二階建の教室棟を逆L字型に配し、
                             面積2653㎡、児童収容数1300人の規模だった。
                建築費約1万1千円のおよそ7割を松本全市民の
                             によって建築した。

 昭和36年(1961)3月 国の重要文化財に指定された。
 昭和38年(1963)3月 閉校。小学校として90年の歴史を閉じる。
 昭和39年(1964)8月 現在地へ解体、移築、復元。
 昭和40年(1965)4月 教育資料館として公開。
                              資料約10万点、その一部を館内に展示している。

  公開時間 午前8時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
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新築そっくりさん [木造]

住友不動産の”新築そっくりさん”
折込広告に付いていた資料請求のはがきを出した。
翌日早速電話が掛かってきた。

住友:「何かご計画でも」
私:「いや特に有りませんが参考資料として欲しいのですが・・」
住友:「??!!・・・・ああそうですか!!??・・・・・・」
送ってくれないかなと思ったがその翌日宅配便で届いた。

20分程度の紹介DVDがもついている。
立派なパンフレットも4冊入っていた。
「地震対策パンフ」の中には築150年の古民家も構造を
補強して、基礎を打ち、あと100年耐える家にと書いてある。
少し専門的な「診断・構造補強計画・計算」を業界紙かホームページにでも
発表してくれないかなあ。

「分かりやすい完全定価制」=標準工事+オプション
などなど
新しい定義の言葉をポンポンと並べている。


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タマホームのチラシ広告 [木造]

タマホームのチラシ広告が新聞に折り込まれていた。
新聞紙大、裏表、カラーである。
本体施工面積あたりの坪単価は25.8万円である。
建物最長35年保証と謳っている。
日本の木造住宅の平均建て替え年数に匹敵。
そんなに会社が継続するか心配になるが、
そんなことはお構いなしに堂々と宣伝文句にするところが
他にまね出来ないところか。
耐震性としては「耐力壁・剛床工法」を掲げている。
あまり大きな扱いではない。

いつか冷やかしに展示場を訪問してみようか?とも考える。


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木造の構造計算2 (計算書) [木造]

木造住宅の構造計算書はどう言う場合に必要になるか。
確認申請時に提出を求められるケースはどれかと言うことを調べよう。

財団法人日本住宅・木材技術センターが6月20日に解説を出している。
(国交省・農水省の外郭団体、なぜこのセンターが解説を出すのか不思議だが)

センターが発表したものに若干の付け加えしたものを掲示しておく。
正確な内容は同センターのホームページによるが理解に時間が掛かる。
これは在来木造工法で、ツーバイフォーはまた違うが大筋は同じ。

要するに2階建てで「建築士」が設計すれば構造図も構造計算書も
確認申請時提出を求められない。

確認申請に不要と言っても作成を設計者・施工者側に
条件とすることは極めて重要。

 


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木造住宅は構造計算されて無い [木造]

うちのかみさんが9月6日「新聞にこんな広告載っているよ」と教えてくれた。

[抜粋]

重量木骨の家

構造計算
あなたの家は、されていますか?

私たちはこの10年間、愚直に全棟構造計算してきた家づくりネットワークです。
耐震偽装事件で有名になった言葉「構造計算」。なたは覚えていますか ?
そして残念ながら日本の木造住宅のほとんどは、実は構造計算されていないのです。
1995年の阪神・淡路大震災で亡くなった6434人の方々の 8割以上は直接、
地震で亡くなったわけではありません。地震で住宅が倒壊し、
住宅により圧死させられたといわれています。だから私たちは考えます。
木造住宅にこそ構造計算が必要なのではないかと

「抜粋終わり」

耐震偽装事件で「構造計算」なるものが有名になったんですかー
そういう見方もあるなー


2階建以下の木造建築には”普通”構造計算書の提出は「確認申請」に
必要無いことは確か。


阪神・淡路や今回の中越沖でも死者は古い木造で多く出ている。
これをなんとかしなければ悲劇は減らせない。

古い木造住宅の耐震補強を!

今日もいい天気。Tシャツ一枚でも汗ばむ。


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釘を一本も使っていない?!?! [木造]

テレビで「今田ハウジング」を見ていたら佐賀の著名人:島田洋七の自宅が出てきた。

女子アナが「この家でまったく使っていないものがあります。それは何でしょう?」というようなクイズがあった。解答は「釘を一本も使っていない」

最近はあまり聞かない言い方だと思っていたが、まだ「釘無し信仰」は生きている。

以前から不思議に思っていた。現在の木造住宅の関係者ならば「釘を一本も使っていない」などと自慢や宣伝をする人はいないだろう。

この「釘無し教」信仰はどこから来ているのだろう。

WEBで調べた。

以下の文章が一番参考になると思ったがまだ釈然としない。

****************引用 抜粋 ******************

木材接合    ー現在・過去・未来ー 
  森林総合研究所 構造利用研究領域 材料接合研究室長 
 林 知行 
 
4.金物の耐久性
 「法隆寺は世界最古の木造建築物であって、しかも釘を一本も使っていない」という「日本の常識」は、相当根強い形で日本人の脳裏にインプリントされているようである。事実は釘が使われているのだが、小学校の授業でそういう風に教えられるのであろうか。誰かが意図したわけではないのだろうが、「法隆寺→素晴らしい国宝建築物→釘を使っていない→釘を使わないのは素晴らしい→釘を使うことは悪だ」という風に連想が進み、いつしか日本人を「金物悪者論者」にしてしまうようである。
 このマインドコントロールはかなり強烈で、本当に日本人は金物悪者論議が大好きである。業界関係者までもが、金物を用いることに後ろめたさを感じており、何か免罪符のようなものをもらいたがっているようにも感じられる。実は今年に入って金物に関する執筆を依頼されるのは今回で4回目であるが(うち2回は諸般の事情によりお断りしたが・・)、いずれの依頼書にも「木材と金物の相性をどのように考えるか」とか「金物の寿命と木材の寿命の関係」について執筆いただきたいと書かれてあったのには開いた口が塞がらなかった。21世紀を迎えた今、このような議論を続けているのは世界広しといえどもわが国だけであろう。
*****************部分引用終わり**********
 
「釘を一本も使っていない」の長いフレーズでgoogle検索してみてほしい。
10を超えるページがヒットされる。未だ自慢の事柄になっている。
 
こういった根拠の無い「集団の迷信」をいうものは他にもある。
不思議で困ったものである。
 
大月の猿橋も「釘を一本も使っていない」のでしたっけ?
調査不足です。悪しからず。
 
 

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