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住宅のジャッキアップ工法 [住宅]

1988年(昭和63年)の(日本建築学会)
「小規模建築物基礎設計の手引き」

ジャッキアップ工法と言うのがある。

以前、私は、この手引きなどは念頭に無い時に、同じことを発想した事がある。
元水田の埋立地で住宅の不同沈下が問題になったときだと思う。

H形鋼を土台の下に設け、沈下したらジャッキアップする。

このような手法が現在建築基準法下で適法か心配である。

学会は今年度この手引きを改定し「指針」とする。
来年2月ごろ講習会を予定している。
改定指針の内容を私は未だ知らない。

このジャッキアップ工法が継続して掲載されている事を望む。
(削除されたかなー)

*******引用開始********

6.5.3 ジャッキアップ工法
 木造住宅の基礎が大きく傾いたときには、
土台から上をジャッキで持ち上げて水平に調整することができる。
このためには壁を破ってH形鋼などを通して柱の足下を固める必要があり、
あとの補修まで考えると多額の工費がかかる。
どうしても不同沈下や傾斜が避けられないときには、
あらかじめジャッキアップが可能な設計にしておくのがよい。
一例として土台の下にH形鋼の架台を敷いておく工法を
図6-32に示す。工法の要点は次のようである。

 
(1)布基礎用アンカーボルトは、径13mmまたは16 mmとし、
布基礎の隅角および交差部を押さえ,約1.8m間隔に入れる。
(2)土台用アンカーボルトは通常の土台用と同径・同間隔とし、
鉄骨架台に溶接する。
(3)不同沈下が生じたときには、布基礎用アンカーボルトのナットをゆるめ、
台H形鋼のウェブの孔にかんざしを通してジャッキで押し上げ、不ろく (陸)を調整する。
(4)布基礎とH形鋼架台とのすきまにはくさびを打ち込み、
固定した後にモルタルを詰める。
  この場合に、1階床はH形鋼間に床ばりを架け渡して組床とし、
土間コンクリート打ちのかわりにH形鋼間に支えた
デッキプレートにモルタル塗りとしてある。
*****引用終わり****************


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コメント 3

mike

このH鋼は、ジャッキアップの吊り代
という位置付けなんんですかね?
そうであっても、基礎と木造土台の間に位置してる
H鋼は、「構造耐力上主要な部分」になるんでしょうか?
もしそうだったら、木造と鉄骨造の混構造なんですかね。
そうなると、一般的な4号建築物より確認申請が大変なんでしょうか。
とりとめなく、すいませんでした。
by mike (2007-11-29 16:59) 

sei-kita

mikeさんへ
いつも有難うございます。
H形鋼の「土台受け」が素直に確認申請を通るか?
私も分かりません。
by sei-kita (2007-11-29 21:50) 

sei-kita

20年前 (私にとってはチョット前の感覚ですが)
の学会指針ですが、読んでいると
なんとなく「牧歌」的な雰囲気があって
ホットします。
by sei-kita (2007-11-29 21:58) 

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