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地震力の偽装(?) ビルディングエディタ [構造計算]

概算見積の為、
カリマンタン島の倉庫の
鉄骨断面の算出を
する必要が生じた。
旧ボルネオ島である。

X10スパン、Y2スパン
100mx50mx9.5m(軒高)

風速度35m/sec 関東と変わらない。

地震要素0.1G。日本の半分。

早速一貫構造計算ソフト「ビルディングエディタ」で入力開始。

地震力の施行令での規定は、

 Ci = Z Rt Ai  C0 
 
  Ci 建築物の地上部分の一定の高さにおける地震層せん断力係数  
 
  Z その地方における過去の地震の記録に基づく
     震害の程度及び地震活動の状況その他地震の性状に応じて
    1.0から0.7までの範囲内において国土交通大臣が定める数値  
 
  Rt 建築物の振動特性を表すものとして、
      建築物の弾性域における固有周期及び
     地盤の種類に応じて国土交通大臣が
     定める方法により算出した数値  
 
   Ai 建築物の振動特性に応じて
      地震層せん断力係数の建築物の高さ方向の
     分布を表すものとして国土交通大臣が定める
     方法により算出した数値  
 
   C0 標準せん断力係数

BEの地震力入力画面



 普通に考えればC0を半分にすれば良いと考える。


なるほど簡単には変更できない。BEも日本専用だな。

では地域係数を0.5に



 困ったなー。一貫ソフトではカリマンタン島は計算できないか?

 そこでCiの直接入力




やっと出来た。

計算実行してみると「警告」が出る。
「警告 Ciを直接入力しています。」

なるほど。

苦労しても
屋根が鉄板の平屋倉庫では風圧力が大きく
地震力は問題とならないのだが。


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mike

風速は想定できるのでしょうが、
カリマンタン島のZはどれくらいなんですかね?
沖縄みたく0.7くらいなんでしょうか。
地表面の粗度もどう考えるんでしょうか?
構造計算も、異国の島の建物にあてはめると、
また違ったものに見えてきます。
想像すると、ちょと楽しくなります。
(軽々しかったらすみません)
by mike (2008-01-23 10:09) 

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