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不況の足音 Mさんの記事 [改正建築基準法]

最近よく読む「構造設計会議室」に興味深い記事があった。

『 不況の足音 Mさんの 記事  [2007/12/11]   
**抜粋****
阪神・淡路大震災により、耐震基準に問題があることを、
当時の建設省は十分に把握し、
標準せん断力係数を0.20から0.25に変更する
大規模な法改正について、内閣法制局に打診し、

当時の内閣法制局より
「既存建物が全て違反建築、もしくは既存不適格建物となり、
日本の法政上好ましくない」との回答により、
標準せん断力係数の変更を断念し、
それ以後、日本建築センターの各種の指針により、
電算機に頼った”難解な検討項目? ”を大幅に増大させ、
確認申請制度の機能不全を起こさせた。
また、各種の指針や検討項目は、
守るべき基準なのか推奨値なのか
建築主事に任され統一した基準がなく、
さらに混乱を助長しました。
地方によっては”全く無視されていた?”
消化不良による確認申請制度の機能不全は
”悪貨は良貨を駆逐する”如く、不良設計士をはびこらせ、
手抜き設計を見逃し、
滅茶苦茶図面の姉歯を出現させました。  』
*************抜粋終わり*********
建設省がCoを0.20から0.25に上げることを考えていたと言うのは初耳だ。
有り得る話だが、一般的に流布しているのは、
「1981年の新耐震以降に建設された建家の被害はほとんど無かった。
よって現状の構造規定は有効だった」
というものだった。

新耐震の保有耐力計算と言うものは難しく、大量の計算を必要とする。
パソコンの「一貫計算計算ソフト」無くして殆ど不可能だ。
よって確認審査側にチェックできない状態が発生した。
チェックを事実上放棄した状態が生まれたのだと思う。
民間審査機関に門戸を開放したが状態は改善されなかったのだろう。



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