悲劇的ビミョーアフター(6) [住宅]
悲劇的ビミョーアフター(6)
朝日新聞2007年10月23日朝刊
わが家のミカタ
「床はOK、窓枠はNG?・・・
マンションリホームのお約束」
「『管理規約』まず確認を」
連載も6回になる。
今回はマンションのリホーム
マンションのリホームは戸建に比べると問題は少ない。
耐震性の問題も躯体はイジラナイ(いじれない)からだ。
マンション悪徳リホーム業者と言うことも耳にしない。
でも気になる記述は2点ほどある。
(1)コンクリートスラブの厚みについて
記事:「80年代ごろまでは10センチほどの薄い建物が多かった。」
私の記憶では1977年に2階建て延べ面積4,000平米ほどの事務所の設計時に
部長からスラブは15cmにしろと言われたのだが重くなるので12cmにしたいと主張
その代わり短辺方向の端部にハンチを設けた。
70年代の終りのころにはスラブ厚15cmが標準になっていたと思う。
それ以前は12cm。
鉄筋コンクリートスラブの弾性状態の強度はかなり強い。
3mx6mの大きさで15cm厚、
直径10mmの鉄筋を200mm間隔でタテヨコ、上下ダブルに
配筋すれば長期積載荷重500kg/㎡に耐えられる。
さらにコンクリート直(ジカ)仕上げ(打放し仕上げ)は床、壁に限らず70年代になってから
それ以前は25mm程度のモルタル仕上げを床・壁とも施してしたようだ。
(私が仕事を始めたのは1971年であるから60年代以前は不案内である)
(2)コンクリート床の凹凸
大手リホーム会社で現場監督を務める建築士談:
「スラブはだいたいデコボコ。数センチの凹凸があることも珍しくない。
カーペットならわかりにくいが、フローリングは正直。
そのまま床のたわみとして現れるという。」
これは何を言っているのか判らない。
数センチの凹凸がありえるのは判る。
たわみ?
まさかフローリング床材を直にコンクリート床に貼った場合の
事を言っているのか?(ありえないが)
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