藤木良明著「マンションの地震対策」 [耐震設計]
岩波新書2006年9月20日初版
筆者は一級建築士、工学博士、愛知大学教授、マンション学会副会長である。
題名からするとお気軽な「HOW TO」本かなと思った。
だが、かなり中身の濃い内容だった。
とりわけ後半の阪神淡路大震災後のマンション建替えや補修について
実話から引き出された問題点や教訓は貴重なものだ。
安易に建て替えの道を選ぶべきでは無いと言う主張がメインのように思う。
3/4の賛成を得て建て替えを選んだとしても抵当権の問題や、マンション全体と棟ごとの問題もある。
容積率の変更などにより、既存の大きさ・戸数が確保出来ない場合もある。
構造技術以外にも多くの問題が立ちはだかる。
住民の日頃からのコミュニケーションと大地震に対する心構えも重要と説いている。
筆者は一級建築士、工学博士、愛知大学教授、マンション学会副会長である。
題名からするとお気軽な「HOW TO」本かなと思った。
だが、かなり中身の濃い内容だった。
とりわけ後半の阪神淡路大震災後のマンション建替えや補修について
実話から引き出された問題点や教訓は貴重なものだ。
安易に建て替えの道を選ぶべきでは無いと言う主張がメインのように思う。
3/4の賛成を得て建て替えを選んだとしても抵当権の問題や、マンション全体と棟ごとの問題もある。
容積率の変更などにより、既存の大きさ・戸数が確保出来ない場合もある。
構造技術以外にも多くの問題が立ちはだかる。
住民の日頃からのコミュニケーションと大地震に対する心構えも重要と説いている。
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