ローコスト住宅の大宣伝 [住宅]
ローコスト住宅会社の大宣伝
幾つかの会社名が知られる様になってきた。
名前を聞いた事がある程度の会社もあれば、
テレビで有名キャスターを使ったCMを毎日やっている会社もある。
大宣伝をしている住宅会社と言うのはどうなんだろう。
売り上げの1割2割を掛けて全国規模でCMを流す。
しかも中小工務店にでは太刀打ち出来ない低い価格設定で大宣伝を繰り広げる。
現在は大手ハウスメーカーはそれなりに高級志向なので中小工務店も住み分けが出来る。
ローコスト住宅会社と中小工務店は一般的には敵対関係だろう。
しかし実際はローコスト住宅会社の施工は地元中小工務店が引き受けている。
木工事の手間請けや設備の取付け工事など。
じかに受注した場合の3割4割低い施工費だろう。(根拠は無いが)
全国の中小工務店が連携し対抗出来ないだろうか。
規格仕様を纏め、ある程度の広告も行う。
県単位などでは既に行われているが目立たない。
大宣伝で無駄な金を使うことはないが。
住宅設計の建築士はそれに協力出来ないだろうか。
既に色々な取り組みをしているはず。
ローコストを実現するためには“大量仕入れ・規格化”が必要だ。
これはなかなか難しい。
住宅設計者は個性・意地のかたまりで他人と同じことはしたくない。
(流行にも乗り遅れたくない)
自由主義市場経済原理で少しでも儲かるところに人も金も集まる。
ボランティアでは大きな流れを作り出すことは難しい。
暫らくローコスト住宅会社の様子を見るしかないのかも知れないが、
そうしているうちに中小工務店はローコスト住宅会社の下請化が進んでしまう。
明日からまた30度を超える夏が戻ってくるらしい。
今回の建築基準法改正は、姉歯事件の本質である「安い物には何か訳がある」「手抜き建築は業者の責任」という点を度外視して、安かろうが悪かろうが、たとえ法の編み目をくぐった家であろうと「お役所のお墨付きが有れば大丈夫」という世界を広げる改正であったような気がして、仕方ありません。
信頼=付加価値という世界を広げていかないと、ハウスメーカー以外の生きて行く道はますます狭まるように思われて仕方ありません。
by たいせい (2007-09-20 07:16)
こんにちは。
ローコストH.M.が売り上げを伸ばす背景には、消費者の側にも問題があると思います。建築基準法ぎりぎりの耐震性であることを見抜けず、と言うか敢えて目を向けず、豪華な住設に目を惹かれて契約してしまいます。
モデルハウスや営業を多く抱えているのに、そのH.M.の商品が何故安いかを考えれば、おのずと答えは出るはずなのに・・・
住設だけではなく、しっかりした構造体、丁寧な施工、頼れるアフターサービスなど、目に見えてこない部分も検討するべきなのですが、私を含め素人には仲々判断することができないのです。住宅性能表示制度はある程度の目安にはなりますが、これでカバーできる部分はほんの一部であることや、申請料が高額であることなど、改善すべき点は多いと思います。
優良工務店を見つけるための、上手い方法はないのでしょうか。
by kappa (2007-09-20 22:48)