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構造計算ソフトメーカー パネルディスカッション [改正基準法]

 今日午後(2007・8・30)東京飯田橋の大塚商会3階で行われたパネルディスカッションに参加した。

 「建築基準法改正後の構造設計を考える」と言う表題がついていた。

 ㈱構造システム_水津牧子副社長、㈱構造ソフト_星睦廣社長、㈱アークデータ研究所_吉沢俊正社長から改正基準法対応の一貫構造計算ソフトの現状などについて講演があった後、JSCAメンバーの中野氏、有山氏が加わってディスカッションが行われた。

 技術的な内容としては「層間変形角を床面から床面までの値」とすることやAi分布の外力で崩壊メカニズムを求める点などが報告された。改正基準法の講習会などで聞いていた話なので特に目新しいことは無かった。

 星社長の発言では「600物件の確認申請が現在(申請され)止まっている。そのうち「BUILD一貫」は400件だろう」と言っていたが根拠のある数字なのだろうか?

 通常では6000件/月であるから少ないのであるが、これから溜まっていた物件が提出され大変なことになるだろうとも予測していた。

 大臣認定ソフトはアークが年内、他2社は来年春から夏ごろまでに発売したいと語っていた。

 アークデータ研究所のASCALがグリッドフリー形状をうたっていて興味を引かれたが使い方が難しいのではと考えた。

  パネルディスカッションのほうは司会者が大臣認定ソフトの功罪にこだわっていて盛り上がりに欠けたように思われた。

 今回の基準法改正はアネハの計算書改ざん、悪意による数値の入力が起因である。

 それを防ぐ手立ては施されたのだろうか?

 設計者の「工学的判断は悪である」として無用な制限を告示で課していないだろうか。それが心配である。

 (余談)飯田橋の東南側に降りたのは初めてである。大塚商会隣の日建設計、東京しごとセンターの大きなビルには驚いた。飯田橋の職業安定所というのは昔から聞いていたが、名前も建家も知らない間に大きく変わっていた。

 


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